虫刺されが急にたくさん!?「ストロフルス」ってどんな病気?
- 2026年6月22日
- 皮膚疾患
はじめに
こんにちは、玉谷キッズクリニックです。
梅雨に入り、だんだんと夏らしい季節になってきました。
夏に増えてくるものといえば、「虫刺され」ですね。
この時期になると、「最初は虫に1か所刺されただけだったのに、その後、虫刺されのような発疹があちこちにたくさん出てきました」というお子さんが受診されることがあります。
これは「ストロフルス(小児ストロフルス・急性痒疹)」と呼ばれる皮膚の反応かもしれません。
虫に刺されたあとに起こる、子どもに多い皮膚トラブルです。
今回は、この時期に少しずつ増えてくるストロフルスについて解説します。
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ストロフルスとは?
ストロフルスとは、虫刺されに対して体が強く反応してしまうことで起こる皮膚の病気です。
蚊やダニ、ノミなどに刺されたことがきっかけとなり、虫の唾液などに対するアレルギー反応によって発症すると考えられています。
特に乳幼児から小学校低学年くらいまでのお子さんによくみられます。
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どんな症状が出るの?
特徴は、「虫刺されのような赤いブツブツがたくさん出ること」です。
よくみられる症状は、
* 強いかゆみ
* 赤く盛り上がった発疹
* 小さな水ぶくれになることもある
* 掻くことでジュクジュクしたり、とびひになったりすることがある
などです。
「昨日までは数個だったのに、朝起きたら一気に増えていた」ということも珍しくありません。
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普通の虫刺されとの違い
普通の虫刺されは、刺された場所だけが赤く腫れることがほとんどです。
一方、ストロフルスでは、
* 発疹の数が多い
* かゆみがとても強い
* 数週間ほど残ることがある
という特徴があります。
「こんなにたくさん刺されたのかな?」と思うほど発疹が増えるため、驚いて受診される保護者の方も多くいらっしゃいます。
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治療は?
治療の中心は、かゆみと炎症を抑える塗り薬(ステロイド外用薬)です。
かゆみが強い場合には、飲み薬(抗ヒスタミン薬)を併用することもあります。
掻いてしまうと皮膚に細菌が入り込み、とびひ(伝染性膿痂疹)になってしまうことがあるため、できるだけ早めにかゆみを抑えることが大切です。
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予防も大切です
ストロフルスは、虫に刺されることがきっかけになるため、**虫に刺されない工夫**が一番の予防になります。
例えば、
* 草むらでは長袖・長ズボンを着る
* 虫よけを使用する
* 公園遊びのあとには皮膚をチェックする
などが効果的です。
小さなお子さんでは、イカリジン配合の虫よけは年齢による使用回数制限がなく使いやすいため、おすすめです。
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ドクターからのひとこと
虫刺されのような発疹が急にたくさん出てくると、とても驚かれると思います。
ですが、ストロフルスは「虫刺されに対する体の反応が強く出ている状態」で、外来では「虫にさされて、肌がびっくりしちゃった状態」と説明させていただいたりしますが、多くの場合は適切な治療で改善していきます。
かゆみが強いため、我慢せずにしっかり塗り薬を使うことが大切です。
また、掻きこわしてしまうと「とびひ」になることがあります。発疹がジュクジュクしてきたり、黄色いかさぶたがついてきたりした場合は、早めに受診してください。
そして何より大切なのは、虫に刺されないことです。
これからの季節は、草むらへ行くときには長袖・長ズボンを着用し、イカリジンなどの成分を含む虫よけも積極的に活用しましょう。
夏を元気に過ごすために、虫刺され対策もしっかり行っていきたいですね。

